介護事業者への新しいITサービス導入の難しさについて
今日こんな記事が出ていました。
ことし倒産した介護関連事業者 過去最多に | NHKニュース
このニュースを見てふと思いました。
介護事業者が、新しいITサービスを利用して、業務を改善することには本質的な難しさがあるのではないか
ということです。
どういうことかと言うと、仕事のやり方を変えるには、職員が新しい知識を覚えたり、新しい道具を使ったりしたのち、試行錯誤しつつ、仕事のやり方を変えることになると思います。
でも、介護の仕事はそもそも人手の確保ができなかったり、確保できるとしても、最低限の人数の職員を配置することしかできませんよね。
ですので、通常業務を行う上でまったく余裕が無いわけです。
となると、新しい知識を覚えるとか、新しい道具を使ってみるとか、そんなことをやる時間がそもそも無いのではないでしょうか?
新しいITサービスを導入するためには、伝道師が介護業務に加わる必要がある
ですので、介護事業所において、新しいITサービスを導入するためには、そのITサービスに通じていて、かつ、現場で介護業務を遂行できる人が、当該ITサービスの活用が浸透するまで、現場における介護業務に加わる必要があるのではないでしょうか。
皆さま、いかが思われますでしょうか?