親の物忘れを何とかしたい

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シェアリングエコノミーは資本主義に代わる新たなパラダイムか?

シェアリングエコノミーは、資本主義に代わる新たなパラダイムなのでしょうか?

 

 ジェレミー・リフキンの「限界費用ゼロ社会」を読みました。

 資本主義において、競争が働くと、サービスを提供するコストがどんどん小さくなって行き、極限としては、1単位のサービスを追加するコスト(=限界費用)がゼロに近くなる、ということのようです。

 資本が蓄積されるからそうなるのだと思います。もちろん、蓄積された資本を維持するための費用はかかるのでしょう。ですので、均等に(比較的薄く)費用負担をすることは必要なのだと思います。

 限界費用ゼロ社会に近づくにつれ、資本主義経済は凋落すると書かれています。ここは今ひとつ具体的に理解することが難しいのですが、おそらくは、それまで行われてきた事業から得られる売り上げが減るということだと思います。例えば、電子書籍で書店や出版社などの従来バリューチェーンの売り上げは減りますよね。

 そこで減った分が他で増える?ような具合ではなくて、消費者の支出が減るのだと思います。結果的に事業者の収入が減り、それが巡り巡って働く人の給料が増えない、むしろ減る、ということなのでしょう。

 収入が減ったとしても、すべてのコストが減るわけではなく、例えば、不動産とか賃貸住宅とか、食料とか、それほど負担が減らないものがありますから、経済的に破たんする方向に進んでしまう、ということだと思います。

 そこで期待されるのが、シェアリングエコノミー(共有型経済)である、ということらしいです。

 さて、どういうことなのでしょうか?